おかん飯と、ダウンジャケットと、1,000円の大発見
惨めさから始まったお盆
正直に書く。今年のお盆は、子どもたちに食費や滞在費を負担させてしまった。
実家に帰るって、本来は無条件に財布をしまって、お土産を持たせてもらって帰るものやと思う。それなのに今の私にはできなかった。パンの売上も、業務委託の売上も、まだそこまで届いていない。
子どもたちそれぞれが自分の人生を自分で生きる道を選んだ。私もそれを選んだ。その副作用は織り込み済みのはずやった。今更何をびくついてるんだ——そんな自問自答の3日間の始まりだった。
年に数回の、ちょっと濃い時間
帰省中、1日早く到着した長男と近所のスーパーへ買い物に行き冷やし中華を作り、少し呑みながら話をした。仕事のこと、お金のこと、世間でいう「普通」と自分の価値観との間で揺れる気持ちのこと。年に2〜3回、2〜3日だけの時間だからこそ、少し踏み込んだ話ができる。近すぎず遠すぎない、この距離感がちょうどいい。
向き合うのは子どもとおかんじゃなくて、大人と大人だ。自分の29歳と彼の29歳では、見えていた景色がまるで違う。10代の過ごし方も、歩んできた道も、これから歩もうとする道も。後悔してもしゃーないけど、ええなぁと思う部分は素直にそう思う。学びへの姿勢、考え方の成熟度、仲間との関係の築き方——気づいたら教わる側になっていた。
それぞれが自分の頭で考えて、自分の足で立っている。そのことにただただ安堵した3日間だった。
出店準備でバタバタしている間も、岐阜にあるものを上手に楽しんで過ごしてくれていた。魚を与えてあげられなかったけれど、獲り方は彼らの周りの人たちが教えてくれていたんやなと、しみじみ感じた。
おかんにできること
私にできることを、私にしてあげられることをした。
「おかん飯」を作ること。「持ち帰り洗濯物」を最小限にすること。それだけやったけど😭。
そして帰り際に次男が置いていったのが、前回の冬の帰省でアニキおすすめ!で購入したダウンジャケット。ビジネスシーンにもプライベートにも本当に大活躍したようだった。毎日着ていた黒のダウンジャケット。「相当汚いらしい。クリーニングってなんか高いだけで汚れが落ちてない気がしてさ。おかん、洗っといて!」——今日の話はここから始まる。
1,000円で解決した、コインランドリーの大発見
万円ちょっとするダウンジャケット、自宅で洗って台無しにしたら大変やとまずクリーニングタグを確認した。やっぱり自宅洗いはリスクがある。かといって以前出したクリーニングは3,000円ほどかかるのに、それほど綺麗になっていないイマイチのイメージがある。
そこで最寄りのコインランドリーへ。最近のコインランドリーはすごくて、お湯洗いや低温乾燥などがカスタムできる。お湯でしっかり洗って、ふわふわに仕上がった。
かかったのは洗濯代と、100均で買った洗濯ネット1枚。合計1,100円。
クリーニングの3分の1以下で、納得の仕上がり。これは大発見やった。
整頓の始まり
惨めな気持ちで始まったお盆明けの朝。でも身の回りを少しずつ整えながら、気づいたら1,100円の発見と小さな達成感があった。
できることを、できる範囲で。それでええんかもしれない