ラスボスを名脇役にする方法

ラスボスを名脇役にする方法

ゴルゴンゾーラとの衝撃的な出会い。

昨日、お客様からこんなフィードバックをいただきました。

「ブルーベリーチーズタルトにゴルゴンゾーラを少し合わせたら面白いかも。」

……えっ?

ゴルゴンゾーラ?

私、56年生きてきて一度も食べたことがありません(笑)。

頭に浮かんだのは「高級そう」「クセ強そう」「これはハードル高いぞ…お値段も高そう…💧」。

でも、商品化できるかどうかを考える前に、まずは相手を知らなあかん。

ということで成城石井へ。

本当は初心者向けのマイルドタイプを探していたはずなのに、気付けば手には熟成タイプの「ピカンテ」。

初心者なのに、いきなりラスボスを選んでしまいました(笑)。

帰宅して開封。

「うわっ…。」

この香り…。

皆さんが知っているチーズの香りを150倍くらい濃縮したような存在感。

覚悟を決めて一欠片。

パクッ。

……。

……。

悶絶(笑)。

濃い!濃すぎる!!

塩味も香りも「私を忘れるな!」と言わんばかりの自己主張です。

慌てて水を飲み、一度心を落ち着かせます。…残り香はそのままw

でも、お客様の言葉を思い出し、今度は岐阜県産のはちみつをちょん。

あれ?

さっきまで暴れていたゴルゴンゾーラが急に大人しくなったぞ?

さらにクリームチーズと合わせ、昨日のブルーベリーチーズタルトへ少しずつ、少しずつ。

昨日は「美味しいけど、なんだか優等生。」という印象だったタルトが、急に表情を変えました。

ブルーベリーの甘さが前に出てくる。

その後ろでゴルゴンゾーラが「実は私がおります。」と小さく手を挙げている感じ(笑)。

これや!

主役はブルーベリー。

ゴルゴンゾーラは名脇役。

さらに冷やして、また味見。

配合を変えて、また味見。

気付けば完全に実験モードです。

「これ、面白くなってきた!」

というわけで今日も試作を片手に、お客様のところへ。

昨日より美味しくなった?

まだクセが強い?

それとも「もうちょっと攻めてもいいよ」?

Route55の商品は、私一人では完成しません。

お客様の「こんなんどう?」という一言から、新しいパンやお菓子が少しずつ育っていきます。

さて、このラスボス・ゴルゴンゾーラ。

最後には、どんな顔をしてブルーベリーチーズタルトの中に収まってくれるのでしょうか。お楽しみに🎶

※ちなみに今回、私を悶絶させた(笑)張本人はこちら。

「ラスボスってどんな味なん?」と気になった方は、ぜひ一度チャレンジしてみてください。

私はここから、ブルーベリーチーズタルトの新しい世界が始まりました。


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